院長紹介
院長 重島 祐介
ご挨拶
- 私が医師を志したときに思い描いていたイメージは、いわゆる「町のお医者さん」でした。その地域に住む人たちが、困った時まずに最初に相談に行くようなクリニック。
- そこには赤ちゃんからお年寄りまで幅広い世代から色々な話が持ち込まれます。風邪をひいた、けがをした、糖尿病や高血圧での通院。膝が痛い、腰が痛い、眠れない。職場の健診で引っかかった、親の物忘れが心配…。通えなくなった人には、自宅に訪問して。最期を迎える時もそばにいて見届ける。
- 医療が進歩し、専門分野が細かく分かれる現代ではなかなか見られなくなった光景です。しかし、これこそが私の思い描く医者の在り方であり、そして偶然にも研修医時代に知った「家庭医療」という専門領域が、まさにその「町のお医者さん」を実践する医療でした。
- 家庭医だからできることがある
家庭医療のトレーニングを積み、これを実践する家庭医は、老若男女誰でも、どんな健康相談にもまず応じる町のかかりつけ医です。診るのは疾患ではありません。その人そのものです。同じ「風邪」と言っても、どれ一つとして同じものはない、「その人にとっての風邪」。その意味を大切にするのが家庭医です。
- 二人の子どもを育てるあのお母さんは早く風邪症状を和らげる薬が欲しいのかもしれません。最近、肺炎から退院したばかりあのおじいさんは、自分の症状が単なる風邪であると知って安心したいのかもしれません。あの働き盛りの男性は、家族を安心させるために受診したのかもしれません。
- 誰だって、それぞれの人生の中で、病と向き合わなければならない時がやってきます。そんな時にその人の隣にいて同じ方向を向き、医療の専門家としてその人にとっての最良の選択を支えるような存在が家庭医です。
- かつては肺炎の治療をするかしないかに選択の余地はありませんでした。肺炎になって抗生剤で治療をすることが当たり前だったのです。しかし今は必ずしもそうとは言えません。90歳でほぼ寝たきりの女性が、誤嚥性肺炎で入退院を繰り返しており、また肺炎。もう入院ではなく自宅で過ごしたい。家でできる範囲でいい、と言われたら?
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症、脳梗塞後遺症、心房細動、変形性膝関節症、認知症、不眠症・・・たくさんの病名がついている高齢者。病気だけをみて、それぞれの病気に必要とされる治療をしていたら、本当に薬だけでお腹いっぱいになるかもしれない。これは全く現実的ではありません。でも、どうやって優先順位をつけたらいいのでしょうか?
- 大腸癌で治療をしていましたが、もうこれ以上はできることがないと消化器専門医に言われて通院が終わり、見放されたように感じてしまっている人。癌の治療ができなくなっても、その人の生活は続きます。これからのことを一体誰に相談したらいいのでしょうか?
- これらの問題に、唯一正解の処方箋はありません。いや、人生の選択にはいつだってただ一つの正解はないのかもしれません。あるとすれば、それが、自分が納得して出した答えかどうかではないでしょうか。そしてその納得するまでのプロセスに、家庭医は主治医として関わり続けます。
- 患者さんの訴えから逃げない
「患者さんの訴えから逃げない。」これは研修医時代の恩師から教わった言葉です。正解のない問題に患者さんとともに向き合い続ける姿、そして自分で診療範囲を限定せず何でもまず受け入れる、そんな家庭医のあるべき姿を私はこの言葉の中に見出し、それを自分の信念として胸に刻み込んでいます。
- 診療内容
- 内科、小児科、外科、訪問診療
- 院長
- 重島 祐介
- 住所
- 〒171-0033 東京都豊島区高田1−19−21
- TEL
- 03-3971-5500
- 最寄駅
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- 東京さくらトラム(都電荒川線)「学習院下駅」徒歩5分
- 東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」A3出口 徒歩9分
予…予防接種・乳幼児健診(要予約) 訪…訪問診療
訪問診療の時間帯も発熱・腹痛などの急患にはできる限り対応します
(要電話予約)
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